鎌長の仕事と人

鎌長の仕事と人Our Works

品質保証部STAFF INTERVIEW

品質保証グループ

鎌倉 達也Tatsuya Kamakura

香川大学 大学院 工学研究科材料創造工学専攻修了 2017年入社

私の仕事内容

品質を守る最後の砦。
先輩の押す「刻印」の重さを感じながら一人前を目指しています。MY WORK

私の仕事は、各部署から寄せられる検査修理依頼の窓口業務とトラックスケールの検査業務。検査は先輩とペアで行います。出荷前の検査は、お客様の立ち合いのもとで実施されることもあり、その際のお客様への説明は先輩が担当。お客様に納得していただける説明をしながら検査を行うには高い技術と習熟が必要になります。特に鎌長は“指定製造業者”として自社で“基準適合証印”を押すことできる会社。先輩は、その適合判断も行うことができます。身近で遠い私の目標です。
私が、仕事の中で一番力を入れているのがお客様立会い前の書類の整理。きちんとした記録や管理は品質管理においてとても重要なことですし、そうしたことがしっかりできていないとお客様からの「合格」もいただけません。細心の注意を払って取り組んでいます。

鎌長製衡株式会社 品質保証部 鎌倉 達也

将来の目標

重さをはかるって難しい。
だからこそ“計量士”になって極めてみたい。Future Goals

私たちが見逃すと、本来世に出てはいけない製品が出てしまうかもしれない。そうなると失う信頼は当社にとどまらず、社会全体に及ぶかもしれない…。責任の重さを感じる一方で、同じ重さでこの仕事の価値を感じます。

「重さをはかる」というのは、知るほどに「奥が深い世界だな」と思います。先日あったのはトラックスケールの測定結果が一日経ったら変わってしまったというケース。昨日は基準値内だった重量が、今日測ったら許容値を超えていたというわけです。調査したところ“気温の変化によって金属性の台枠がわずかに伸び縮みした“という結果にたどり着きました。重さは、気温や湿度、重力加速度などさまざまな影響を受けますからね。香川と北海道で同じはかりを用いて、同じものの重さをはかると違った値になる、とか。奥深いからハマってしまうと抜け出せない。私が今、まさにそういう感じです(笑)。

そんな中、私が目指しているのが「計量士」の資格取得です。当社でも持っている人はわずか数人という難しい資格ですが、どうせなら重さをはかる技術者の頂点を目指したい。そう思って、自宅でも練習問題に取り組んでいます。

鎌長製衡株式会社 品質保証部 鎌倉 達也

鎌長の魅力

若手にチャンスを与えてくれる。
責任ある場に立つのは怖いけどやりがいも感じます。CHARM

入社1年目で、責任ある仕事を任され、すごいチャンスをもらっていると思います。お客様立会いに担当者の一人として立たせていただいているというのも、客観的に考えればすごいこと。先輩とペアでやっているとはいえ、私がミスをしたらお客様からの信頼をキズつけてしまう…そんな場面を何度も経験させてもらっているんですから。大学時代の友人の話を聞いても、自分がずいぶん重要な仕事を任されていることを実感します。

また「すごい!」と思える先輩が身近にいるのも幸せなことだと思います。「あんなふうになりたい」という思いが、計量士を目指す私の背中を押してくれていますから。加えて言えば、仕事中は真剣な目つきで近寄り難ささえ感じる先輩も、現場を離れると何でも相談できる気さくなアニキ。オン&オフの切り替えがハッキリしています。それは先輩に限らず会社全体の雰囲気でもあって…そんなところも鎌長の魅力だと思います。

品質保証部について

正確であること、安全であること…
はかりの生命線である信頼を守る。

品質保証部の業務は、計量法にそって製品を検査し、品質を保証することです。現在、計量法の適用対象となっているのはトラックスケール等の当社でいう計量機器のみですが、将来的には自動機器の一部も対象となることが既に決まっています。背景にあるのは、工場の自動ラインに組み込まれた自動計量機器にもトレーサビリティをもたせようという世界的な潮流。「はかり」には、それがさまざまな商取引の秩序を支えるものだからこそ、厳格な検査・保証が求められるのです。

また当社は、経済産業大臣の指定を受けた“指定製造業者”でもあります。指定製造業者というのは、すでに型式承認を受けた特定計量器と同じ型式に属する計量器については検定を免除され、一定基準を満たした自社検定で「基準適合証印」を付すことができるメーカーのこと。つまり私たちが確かな品質管理を通じて保証しているのは、自社の信頼だけでなく、世の中の商取引に対する信頼でもあるのです。

テキストが入ります。

品質保証部の組織
※左右にスクロールし、ご確認ください。

品質保証部

  • 品質保証グループ

出荷前製品の検査だけでなく、部品についても新たに取引を始めた仕入先からの納入品や一般の測定器では対応できない特殊なものについては品質保証部で検査を行います。また標準品であれば検査項目も定まっていますが、特注の場合はチェック項目も変わってきます。そうした検査には熟練も必要。幅広くかつ高い技術を求められる業務を少数精鋭の体制で行っています。

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