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ホッパースケールの巻 その②

今回は、前回(ホッパースケールの巻 その①)ご紹介した弊社の「ホッパースケール」について、供給装置や計量方式、本体部分など、もう少しご紹介していきたいと思います。しばし おつき合いくださいませ。

 

ホッパースケールでは、その性能を最大限に発揮するために、「供給装置」が重要な役割を担っています。原料の粉粒体の性状に合わせた最適なシステムを組んでいただけるよう、弊社製品の供給装置のパターンと、それぞれに適している原料の特長は下記のとおりとなります。

 

・扇形カットゲート:自然流下状態のよい原料

・スクリューフィーダ:自然流下の困難な原料(配合用)

・ツインスクリュフィーダ:極めて流動性の高い原料や、流れにくい粘着性・吸湿性の高い原料(微量供給)

・コイルフィーダ:非常に流れのよい原料から、流れの悪い原料までを安定して供給可能

・電磁フィーダ:塊状、粒状、フレーク状のもの(配合用)

・ロータリーフィーダ:流動性に富み、見掛け比重の小さい原料。自然流下では、流量変動の大きいもの

・プラグゲート:セメント等フラッシュ性のあるもの

・テーブルフィーダ:流動性の高い粉体、流れにくい粉体

・オーガフィーダ:噴流性の高い粉体

さまざまな業界での導入実績がありますので、多様な供給装置で対応させていただいております。

 

また、計量方式は以下の5種類となります。

・定量計量方式: 一定量ずつ計量する方式

・実計量方式:所定量の設定値に相当する量ずつ計量する方式

・正味演算計量方式:計量ホッパーに供給された量を実計量方式で計量し、かつ排出後の残量を計量して、その差を計算値する方式

・累積計量方式:異なる被計量物をそれぞれの設定値に対応して、順次1個の計量ホッパーに累積して計量する方式

・排出計量方式:計量ホッパーに供給された任意の量を計量した後、計量ホッパー内の被計量物を所定量の設定値に応じて計量後排出する方式

 

生産管理・バッチ配合・出荷定量充填・入出庫管理等 計量の目的、そして計量方式に応じて、最適なホッパースケールのモデルをご用意しております。

 

そして、本体部には高性能ロードセルを使用しているため、メンテナンスが容易なのが特長です。

また、受払用・配合用のホッパースケールには、オプションで分銅載架装置を内蔵することもできます。

お客様が「何のためにはかるのか」をしっかりとお聞きし、それに対して、弊社では「どうやってはかるか」を、原料や計量目的等により判断し、最適なモデルで対応させていただきます。

 

◇◆◇◆  用語について  ◆◇◆◇

●分銅載架装置……弊社の製品では、ホッパースケールのサイドに、1個25kgの校正用増おもりが、秤量分バランス良く計量ホッパーに載架されるように取り付けられている装置です。点検及び検査時以外は、分銅受け台に分銅が保持されます。自動運転中は分銅載架装置が操作できないように、インターロックを備えています。

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