2020年09月14日
リサイクルプラスチックと、鎌長と。 ~鎌長のその他プラスチック圧縮減容機~
普段の生活の中では、変わっていても気付かないことが多々あります。ある日用品メーカーさんの「変化」に、私は長らく気が付きませんでした。そのメーカーとは「花王株式会社」様です。花王製品は一家にひとつはある、といっても過言ではないでしょう。多岐にわたる日用品を開発・製造されていますよね。実は、こちらのメーカーでは、プラスチックの過剰使用の抑制ということで、2018年から商品の「アイキャッチシール」の削減に取り組み、その削減幅を広げていき、2021年末までには全廃する計画が進んでいるのだそうです。これが紹介されていた記事のタイトルには、花王の「たかがシール。されどシール」戦略、とありました。(サスティナブル・ビジネス・マガジンalterna(オルタナ)より http://www.alterna.co.jp/32081 )
ちなみに、「アイキャッチシール」とは、スーパーやコンビニ、ドラッグストア等の小売店の売り場で、消費者の目を引くように商品に添付された、比較的小さなサイズのシールのことを指します。実際に使う時には、はがさなければならないことが多く、個人的には意外と面倒な存在だと思っていました。当初、花王の社内では皆さんそれぞれの立場で葛藤があったようですが、「シールを無くす」という決断に踏み切られたことは、画期的だと思いました。(従来アイキャッチシールで案内していた部分は、商品のパッケージそのものに取り込む等で対応されているようです。)でも私自身は、今日までその変化に気付けていなかったので、大変申し訳ない限りです。
プラスチックを取り巻く環境としては、7月よりレジ袋が有料化となりましたね。現在は、配布されていたレジ袋のようなサイズのビニール袋が販売されるのを見かけます。(確かに、必要なサイズの袋だと同感しますが。)
それも含めて、家庭や事業所から「ゴミ」として出された使用済プラスチック類は、ゴミ処理施設やクリーンセンター等に集められています。
弊社では、ごみ処理施設やクリーンセンター等の施設において、リサイクルの前処理を行う機器の製造を行っています。今回は「その他プラスチック圧縮減容機」という機器を紹介させていただきます。
容器包装リサイクル法に対応したPETボトルを除く、プラスチック製容器包装が対象となります。
平成11年(1999年)6月より製造しております。
本機は、上部ホッパー、圧縮機、ロールフィルム包装機、結束機、シール機などから構成されていて、全自動で圧縮梱包し、比重管理まで行います。悪臭や小さい容器の飛散を防止するなど、衛生面を考慮した設計になっています。
弊社の圧縮減容機には、横型と縦型があり、設置場所等の諸条件や処理能力によって選択していただけます。
まず、横型の特長としましては、
・PEフィルム包装とPPバンド結束の二重梱包 ・圧縮梱包・比重管理及び計量機能付
・モニター付で操作が簡単 ・ロールフィルムの交換作業が容易
・梱包資材費が大幅に低減 となっております。
また、縦型の特長としましては、
・設置平面スペースが少なく、2台並列設置の場合はメリット
(ただし、機器自体の高さがあるので、設置する箇所の天井高には注意が必要)
・予備圧縮機能を設けることで、高能力処理が可能
※その他は横型と同様 となっております。
弊社の機器は、リサイクルの大きな流れの中では、ごく一部分になります。自分の捨てるゴミが、単なるゴミか、リサイクルされて活用されるかは、最初の分別から始まります。一人の小さな心がけも見過ごせないですね。
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