2020年08月03日
計量トラックスケールの「オーバーホール」とは?
暑中お見舞い申し上げます。全国各地で、徐々に梅雨が明けて夏本番の暑さになってまいりました。
弊社主力製品でもあります、「トラックスケール」。ご使用いただくにあたり、「検査」は欠かせません。
計量法で定められている「定期検査」を必ず受けていただくこと、それに加えて、本体の「オーバーホール」を含めた定期的な保守点検もおすすめいたします。
はじめに、「定期検査」とは、検定に合格済みの計量器が、これ以降も取引・証明用として使用できるかどうかの判断をするため、2年に1回行われるものです。「法定検査」とも呼ばれています。
検査の対象となるのは、検定に合格したトラックスケールを使用する者、となります(計量証明事業者および適正計量管理事業所を除く)。都道府県知事、特定市町村の長、指定定期検査機関のいずれかが実施する定期検査、または計量士による代検査を受けなければならなりません。「2年に1回」、お忘れなく。
また、トラックスケールのユーザーに受けていただける検査として、「自主検査」及び「オーバーホール」がございます。
2年に1回行われる定期検査(法定検査)に対して、ユーザーが任意で自主的に実施する検査が「自主検査」です。
どんなトラックスケールでも長期間使用しておりますと、老朽化していきます。性能低下につながるのは、使用頻度や設置環境などさまざまな要因が考えられます。計量精度を維持し、突発的な不具合を未然に防止するためにも、定期的な自主検査・オーバーホールの受検をご検討いただければ幸いです。
ちなみに、「オーバーホール」とは「修理や改善を目的とした点検を徹底的に行う」ことです。車や時計、パソコン等の機器類でも行われることがありますね。
弊社のトラックスケールの場合、実施している「オーバーホール」の主な項目は以下のとおりです。
・ピット内清掃 ・ロードセル点検・グリスアップ
・機構部ケレン作業(錆落とし) ・機構部錆止め塗装
・振れ止めボルト調整 ・各部ボルト締め付け
・和算箱点検 ・制御部点検
・重量値の確認
自主検査及びオーバーホールの範囲は、お客様のご要望に応じて承ります。永くご使用いただくために、必要な検査です。どうぞお気軽にご相談ください。
なお、弊社では、国家標準にトレーサブルであるJCSS分銅によるトラックスケールの校正も可能です。
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