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ペットボトル リサイクル

今やくらしに欠かせない、身近な素材、ペットボトル。その歴史は意外と古いものでした。1960年代に炭酸飲料用の容器として、アメリカ合衆国で開発され、1970年代には日本でしょうゆ容器として採用。日本国内では飲料用1982年に認められたそうです。その後も進化を続け、時代に対応するべく、軽量化が進むとともに、ペットボトルコーヒーの分野も広がりを見せています。

 

弊社で取り扱っている製品の中には、ごみ処理施設やクリーンセンター等の施設において、リサイクルの前処理を行う機器の製造がございます。

例えば、ペットボトルについては、「PETボトル減容機」という機器になります。

自動で約10分の1に圧縮・減容・結束を行い、次工程への運搬作業の軽減と経費削減を図ることができます。

PETボトル減容機には、運転中の状況が一目で確認できるように、タッチパネルの「状態表示モニター」を備えています。

ペットボトルの材質は、プラスチックの一種である「ポリエチレンテレフタレート」というものです。

ペットボトルの分別収集とは、廃棄物を分別して収集し、およびその収集した廃棄物について、必要に応じ、分別・圧縮・その他 厚生労働省で定める行為(こん包)を行うことをいいます。

廃棄物を収集している市町村や施設においては、それぞれの収集物に対して分別基準が定められています。そこには、圧縮や洗浄について、またポリエチレンテレフタレート製以外の容器包装やふた等の混入、回収量等の項目が設定されています。

 

そして、定められた基準で分別収集されたペットボトルは、「ベール化」されます。

弊社のPETボトル減容機では、ベール化までの処理を行います。

ベールには、安定性(運搬や移動作業中の荷崩れがないこと)、バラケ性(再生工場での解体が容易であること)が求められます。ベールの寸法や重量も指定・推奨範囲があり、結束材は、PPまたはPETバンドとされています。低コスト・高品質の再生材料を得るには、ベールの品質が良いことが重要となります。目標とする品質が設定されており、それをクリアすることが望ましいとされています。

また、弊社には、ペットボトルだけでなく、その他プラスチックの処理をそれぞれ行う、「PET・その他プラスチック兼用機」という機器もございます。包装・結束・シール等、用途や目的に応じて組み合わせることも可能です。

 

PETボトルリサイクル推進協議会によりますと、

http://www.petbottle-rec.gr.jp/data/achievement.html

PETボトルが再商品化された製品としては、全体の約4割が「フィルム・シート」、約3割が「繊維」、約2割が「飲料用ボトル」という実績が示されています。このように、カタチを変えながら、また再利用されています。

ゴミを分別し、より高品質な再生材料にするためにも、捨てる前に今一度ご確認をお願いいたします。

 

◇◆◇◆  用語について  ◆◇◆◇

・ベール … 圧縮され、結束材で梱包された収集物

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