2018年10月22日
計量過積載の対策に
今年9月、千葉県で発生した過積載の大型トレーラー横転事故で、犠牲者が出てしまいました。ご冥福をお祈りいたします。過積載は大変危険であり、交通事故を起こしやすくなります。道路交通法でも禁止されており、違反の取り締まりも行われておりますが、問題は根深いようです。
過積載の場合、ブレーキをかけてから止まるまでの距離が長くなりますし、ブレーキの負担も大きくなります。また重心が高くなるのでバランスを崩しやすく、衝突した場合の衝撃も大きくなります。対向車線へのはみ出しやカーブでの横転の危険性も高まります。このように、車両本体も、また通行する道路も傷める等 周囲にも悪影響があります。
国土交通省では、2015年1月から、車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者に対しては、違反の事実をもって告発する方針となっています。それに伴い、高速道路機構、NEXCO中日本を含む高速道路6社は、この方針に基づき、高速道路における悪質違反者への厳罰化を図っているそうです。
さて、中日本高速道路(NEXCO中日本)と日本高速道路保有・債務返済機構は9月28日、神奈川県警察本部高速道路交通警察隊に告発を、また同機構と中日本高速道路(NEXCO中日本)名古屋支社は10月10日、三重県警察高速道路交通警察隊に、それぞれ重量超過車両を告発したとの発表をニュースで目にしました。
車両制限令で定められた一般的制限値25トンを大きく超過する車両総重量で大型トレーラーを通行させていたことから、かなり悪質な違反だったといえます。違反会社名も公表されていますし、中には、繰り返し違反を行っていた会社も。過積載の車両は、重量だけでなく、車幅や長さも違反していることが多いようです。
実は、弊社のトラックスケールは過積載の防止にも一役買っています。実際に、高速道路や国道に過積載防止のために設置され、トラックや大型トレーラーの計量に用いられて活躍しています。
弊社のトラックスケールと重量指示計「K―400D」では、トラックやトレーラーの車両総重量・積載量を計量できるだけでなく、軸重量・輪重量の計測によって、偏荷重もご確認いただけます。
「K―400D」はタッチパネル式の指示計で、入力と各項目のボタンが分かりやすくなっています。必要な情報が見やすく、ユーザーにとって使いやすいデザイン性を追求しました。さらに、集計等のデータ処理等にも対応できる高い機能性を備えていますし、専用設計と専用OSの採用により、長期間安心してお使いいただけます。
過積載は、運送業界のドライバー不足や経費等の問題が背景となっているようですが、世間の人々を危険にさらしてまで、ルールを破ってよい理由はないでしょう。
今一度、安全意識を高めていただくとともに、弊社のトラックスケールは、トラック輸送における「安心」・「安全」な取引および計量業務のサポートを務めさせていただきます。
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