2018年06月18日
計量安全のために「気をつけること」をサポート(satrs)
自家用車を運転中、前方や左右を走る車の中に動く影を見かけて、
ドキッとすることがよくあります。
そう、残念ながら、チャイルドシートを着用することなく、車内で動いている子どもさんの姿です。
先日、地域の交通安全関係団体の総会に出席する機会がありました。
その時の資料に、香川県内のとある保育所・幼稚園でのチャイルドシートの着用率を調査した結果が。なんと、50%台! それでも、前年よりは着用率は上がっているとの報告。(衝撃の数字でした。)
特定の場所の、限られた時間の調査結果ではありますが、不幸な交通事故を防ぐためにも、「~かもしれない」という危機意識をもって、交通ルールを守ることが大切だと、改めて感じました。
話変わって。6月上旬、東京都練馬区内を走る大型トレーラーが、右折の際に横転し、積み荷のコンテナが道路に落下するという事故が起こりました。
落下したコンテナは道路脇のガードレールに衝突しましたが、幸い歩行者はおらず、ケガ人はいなかったということです。警察はトレーラーの運転手がスピードを出し過ぎたことが原因とみて調査しているようです。
ケガ人がいなかったことに何より安心しました。ですが、車両の重量や都内の交通量から考えても、重大事故にあたるでしょう。
今回のトレーラーが積んでいたような、「海上コンテナ」は世界共通の規格で統一されています。海上では積み上げの作業効率や輸送面のメリットが大きい反面、陸上での大型トレーラーでの輸送には危険をはらんでいます。輸入品を積んだコンテナは簡単に開封ができないので、「重心の位置が分からない」ことが問題なのです。
コンテナを積んで走る大型トレーラーのドライバーさんは、積荷がどのような状態かを確認できません。
自分の運転する荷物の状態が分からないというのは、不安があると思われます。経験値から十分注意をして運転されていたケースも多いと思いますが、たびたび、このような事故のニュースが舞い込んでくるのです。
弊社では「コンテナを開けずに重心位置を知りたい」というご依頼を受けて、2006年に、横浜港湾貨物計量協会様とともに「三次元重心測定機能付きトラックスケール satrs(サトルス)」を共同開発しました。その製品は「safety・transport・support・system」の頭文字から名付けられました。重さをはかることを発展させた弊社の開発技術の集大成のひとつです。
「satrs(サトルス)」では、前後左右方向の偏荷重検知システムと、高さ方向の偏荷重検知システムにより、海上コンテナを開けずに、三次元で車輌の前後、左右、高さのバランス、積荷の状況を計測しています。測定結果より、重心位置は分かりやすいイラストで表示されるようになっています。
しかも、高速で計測・計量証明が行われるので、輸送自体への影響は少ないと考えられます。また、既設のトラックスケールに追加・改造も可能ですし、トラック(トレーラー)側に車載装置等は不要です。このように、なるべく現状に負担のないように導入いただけるシステムとなっております。
このようなカタチで、トラック輸送の安全・安心を確保し、横転事故を防ぐお手伝いをします。
コンテナ輸送トレーラーのドライバーさんに
「必要な情報」、「気をつけること」を、「分かりやすく」お知らせ。
弊社の技術が「計量・計測・安全」のサポートさせていただきます。
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