2018年06月11日
計量ホッパースケールの巻 その①
近所に、地元の農家の方が野菜等を持ち込んで下さる、産直野菜を直売する市場があります。5~6月頃は、旬のとれたてのお野菜に加えて、さまざまな「苗」がかなりのシェアを占めています。私は切花のお世話もできない身なので、ただ眺めるだけにとどまっています。
さて、話は変わって。
弊社の製品で市場のシェアが高いのが、大型ホッパースケールです。
ホッパーというのは、じょうご状の器を指します。ホッパースケールは、そんなホッパーを備えた計量機です。ホッパーに原料を受け入れて、そのホッパー自体をはかりにして、決まった量を払い出すはかり(計量機)となっています。計量の現場に人の手を介しない自動計量のはかり(計量機)で、工場等の次のラインへとつなげていくという役割を果たしています。
ですので、前後の装置との関連・連携も不可欠です。
弊社のホッパースケールは、化学・食品・鉄鋼・飼料等、粉粒体を扱うあらゆる業界で導入していただいており、その用途もさまざまです。原料の受け入れ、払い出し、配合、製品出荷等。三者三様、お客様ごとにご要望が異なりますので、それぞれにお応えした、鎌長製衡のセミオーダーの製品となります。計量機単品から、大規模なシステムまで、お客様のご要望に応じて最適な製品・技術を提供しております。
とはいっても、あまり目にすることのないのがホッパースケール。
例えば、どのようなところで見られるか。港湾で見られる、穀物を扱う大型サイロプラントでは、搬入用・搬出用のそれぞれのホッパースケールが設置されています。
ホッパースケールでは、その性能を最大限に発揮するために、「供給装置」が重要な役割を担っています。さまざまな原料を想定して、原料の粉粒体の性状に合わせた最適なシステムを組めるように、さまざまな供給装置がございます。
また、計量の目的に応じて、計量方式も5種類に大別しています。
(定量計量方式、実計量方式、正味演算計量方式、累積計量方式、排出計量方式)
これについては、また次の機会にご紹介させていただきます。
ホッパースケールのような自動計量を行う計量機は、計量機器の業界では「自動はかり」と呼ばれています。近年の計量法改正の中でも、その「立ち位置」が大きく変わった計量機器でもあります。
弊社では、業界や法令等の状況をみて対応ができるよう、密に連絡を取りながら情報収集をすすめております。
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