2018年06月04日
鎌長のこと「計量士」という資格
世の中にはいろいろな資格がありますね。
中学時代、学校で「英習字検定」なるものを受検しておりました。他県では見かけない香川県独自の検定だったようですね。放課後に部活動を休んで受検するという、その検定の存在意義に疑問を抱いていた、若かりし日の自分の葛藤を思い出します。
弊社の場合ですと、業務で必要な資格は入社してから、ということも多々あるのが実情です。講習を受けて取得するものや、日常の業務を行いながら、一方で資格取得の勉強にも励んでいる社員もおります。本当に頭が下がります。ちなみに、資格取得時の手当や、資格によっては毎月支給される資格手当も、社内制度として整備されています。
計量機器等、機械機器製造業である弊社では、技術・製造の場面でさまざまな資格が必要となります。
フォークリフト、玉掛け、塗装等々、多数。
その中のひとつに、「計量士」という資格があります。
弊社でも、数名が「一般計量士」という資格を有しております。(直近の国家試験でも合格者が出ました!)
計量士は、経済産業大臣によって登録された国家資格です。
計量士の資格には3区分あり、それぞれ「一般計量士」、「環境計量士(濃度関係)」、「環境計量士(騒音・振動関係)」となります。
例えば、弊社の社員のように「一般計量士」の場合は、企業において、工場などに設置されている計量器の検査を行うとともに、正確な計量の管理などに携わります。取引や証明において、適正な計量を確保するための資格となります。
企業同士の商取引では、常に正しい計量が行われなければなりません。信頼の証として、正確な計量を担保する計量士の存在は欠かせません。
計量士を必要とする場面はさまざまです。
資格にもよりますが、先にご紹介したような工場をはじめ、百貨店やスーパーマーケット、工事現場等が挙げられます。正確な計量が求められるところは、すべて計量士の仕事場であるといえるかもしれません。
他にも、環境問題、例えば騒音、振動、有害物質に関する計量管理も重要となっています。
また計量の技術が進化するとともに、計量の内容の多様化、計量法政省令の改正等もふまえて、計量士の活躍の場はさらに広がっていくといえるでしょう。
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