2017年06月26日
計量パッカースケール (袋詰め計量装置)
モノづくりを行うところに、「はかり」あり。
弊社が、ホッパースケールに着手したのちに開発をすすめたのは、「パッカースケール」という、粉粒体を各種袋に袋詰めする計量装置でした。
当時、飼料業界等、弊社がシェア拡大をすすめていった「ホッパースケール」を使用する工場において、袋詰めを行う「パッカースケール」も、あわせて使用されることが多い点に着目したのです。
その頃、既に豆炭用のパッカースケールの製造には着手しておりましたが、食品や化学(特に肥料)の業界では、より高精度のものを必要としておりました。そして、試行錯誤の結果、昭和42年頃より、飼料業界向けのパッカースケールの製造を開始しました。
弊社のパッカースケールは、まず飼料用、その後ライスパッカー、澱粉用、送り錘式、桿式、そして昭和54年頃にはロードセル式、平成元年頃にはサーボ式と変遷を遂げてまいりました。当初の機器から、改造・改良等を繰り返しながら、市場・顧客のニーズに応えられるよう開発がすすめられてきました。(別途 自動包装システムもございますが、それはまた別の機会にご紹介します。)
さて、パッカースケールには2つの計量方式があります。
計量してから、袋詰めする「ネット計量方式」と、
袋詰めしながら、計量する「グロス計量方式」です。
それぞれに特徴があります。
ネット計量方式では、計量と袋詰めが別ですので、被計量物の排出後すぐに次回の計量を行えるのですが、機械設備の高さは高くなることに留意しなければなりません。また、被計量物の性質によっては、付着物への防止対策が必要となります。
一方、グロス計量方式はその逆で、袋へ直接充填作業を行いますので、袋の入れ替え時間が発生し、次回計量の動作にすぐは移れないことから、充填能力は落ちます。ただ、機械設備の高さは抑えることができます。
これらは、計量する粉粒体の性質、機器の精度・能力によって、供給装置や制御方法が異なってまいります。ご要望や条件に見合う機器でご提案しております。
これも「はかり」のある、ほんの一場面。はかりは、さまざまな場面で、いろいろなカタチで、縁の下の力持ちとして、私たちのくらしを支えてくれています。
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