安心・安全・正確さを指針に
使いやすさを追求しました
鎌長のトラックスケール

納入実績No.1の自信と経験から生まれた鎌長のトラックスケール。
長年に渡り、ユーザーの信頼に応えてきた高品質なトラックスケールをご提供します。

証印のない計量器での取引は違法です!

トラックスケールを
検討中のお客様へ

取引証明で使用するトラックスケールは、「検定証印」または「基準適合証印」が付されたものでなければいけません。マットスケールなど検定証印のない計量器での取引証明は違法です。

トラックスケールの検定について ▼

トラックスケール外観写真

トラックスケールとは

About Truck scale

「トラックスケール」は、車輌に積載された積荷の重量をトラックに積載したまま計る大型の計量器です。
「台貫(ダイカン)」や「カンカン」という呼び名の方が馴染みのある方も多いかもしれませんが、当社では積荷の重量を正確に計るというだけでなく、パソコンとの連携により計量データの集計ができるものや、偏荷重の計測機能付きのもの、さらに積荷の重心位置まで解析できるものなど、様々な機能を開発・ご提案し、トラック輸送における安心安全な取引の実現に取り組んでいます。

トラックスケールって
どこで使われているの?

Where is the truck scale used?

トラックスケールはごみ処理施設(リサイクル施設、中間処分場、最終処分場など)をはじめ、古紙金属回収業、砂利砕石業、電力ガス水道業、化学工業、食品製造業など幅広い業界で、入庫・出荷管理、在庫管理、配車管理などに使用されています。また高速道路や国道に過積載防止の用途で設置されることもあります。

トラックスケールの構造

Structure

トラックスケールは主として、計量対象物を載せる「計量台」、重量を感知する「荷重検出部(ロードセル)」、
重量を表示する「重量指示計」で構成されます。

計量台は4隅(大型のタイプは6点~8点支持)に配置されたロードセルによって保持されます。
トラックが計量台に載ることで、ロードセルに負荷がかかり、ロードセルはその際に生じた金属のひずみによる抵抗値の変化を電気信号として重量指示計に出力します。
これらの基本構成に加えて集計用のパソコン(データ処理装置)や操作ポスト、遠隔重量表示器、信号灯、遮断機、料金徴収機などの外部接続機器で構成されます。

トラックスケール重量指示計使用イメージ

01 トラックスケールの中枢 「重量指示計」

重量指示計は重量表示装置としての役割はもとより、登録データの表示や、日報・月報の出力などトラックスケールの中枢としての役割を担います。ユーザーが直接目にし、操作する機器であるため、トラックスケールの使い勝手は重量指示計によって決まるといっても過言ではありません。

当社では雷サージ、瞬時停電、電磁波による影響など厳しい環境試験をクリアし、環境試験レベルHを取得した高品質の指示計を独自開発しています。
無人化計量の構築に最適な高性能指示計「K-400D」や、指示計と計量操作用のタブレットPCを別置きとすることで設置場所の自由度を高めた「タブレット指示計ユニット」などニーズに合わせて選択できます。

指示計「K-400D」の詳細はこちら

タブレット指示計ユニットの詳細はこちら

02 計量精度・耐久性・メンテナンス性に優れた荷重検出器 「デジタルロードセル」

トラックスケール用デジタルロードセル トラックスケール用デジタルロードセルの仕組み図

02 計量精度・耐久性・メンテナンス性に優れた荷重検出器 「デジタルロードセル」

当社のトラックスケールは、荷重検出部に「デジタルロードセル」が使用されています。デジタルロードセルを採用することにより、計量精度や耐久性、メンテナンス性が大幅に向上しています。

1.高精度・高安定性
デジタルならではの高精度・高安定性を実現。
長距離通信も可能です
2.高耐久性
防塵・防水等級【IP68】ですので屋外の厳しい環境条件でも信頼して
お使いいただけます。雷による影響も最小限に抑えられます。
3.メンテナンス性
異常が素早く判断でき、万一のトラブル時にも安心です。

03計量台の種類

ピットタイプ(埋め込み式)

埋め込み式トラックスケールイメージ

地中にピットを作りトラックスケールを設置するタイプです。主桁・荷重検出部共に地中のピット内にあるため計量台面と地上面が同レベルとなります。

  • ・計量台までのスロープが不要なため、設置スペースが少なくてすみます。
  • ・車輌の進入経路の確保も容易です。

ピットタイプTS型の
詳細はこちら

ピットレスタイプ(地上式)

地上式トラックスケールイメージ

地表面に基礎を作りその上にトラックスケールを設置するタイプです。計量台面は地上面より高くなるためスケールの前後にスロープを設けてトラックの乗り入れを行います。

  • ・埋込用のピットが必要ないため、基礎工事が安価です。
  • ・埋込用のピットを掘れない環境でも、トラックスケールの設置が可能です。

ピットレスタイプTSP型の
詳細はこちら

超薄型フラットタイプ

超薄型フラットタイプトラックスケールイメージ

さらに当社では、ピットタイプ、ピットレスタイプ共に超薄型タイプのトラックスケールもご用意しています。

  • ・超薄型設計ですので、乗り入れスペースが少なくてすみ、狭い場所でも設置できます。
  • ・本体が一体構造で据付工事が短時間でできます。(移設も容易です)
  • ・基礎工事が非常に安価で経済的です。

超薄型フラットタイプTSF型の
詳細はこちら

本質安全防爆型
トラックスケール

Explosion proof type

本質安全防爆型トラックスケールの写真

可燃性ガス、蒸気、粉塵などの放出により、引火による爆発のおそれがある場所では、火花や高熱が発生する可能性のある機器は使用できません。こうした危険箇所では防爆構造を持ったトラックスケールを設置しなければなりません。

防爆型トラックスケールの設置が必要な危険箇所の図解

危険箇所の分類と防爆基準

危険箇所は爆発性雰囲気の存在時間によって下記のように分類されます。鎌長製衡の防爆型トラックスケールは、ロードセル・和算箱で発火に至る過電流が流れない「本質安全防爆構造」です。危険な火花そのもの、あるいは高熱が本質的に発生しないため、危険箇所の種類を問わず使用することができます。

危険箇所の分類 防爆構造の使用限定
0種場所(特別危険箇所) 危険雰囲気が通常の状態において連続して、または長時間継続して存在する場所。
  • 本質安全防爆構造
1種場所(第一類危険箇所) 通常の状態において危険雰囲気を生成するおそれがある場所。
  • 本質安全防爆構造
  • 耐圧防爆構造
  • 内圧防爆構造
2種場所(第二類危険箇所) 異常な状態において危険雰囲気を生成するおそれがある場所。
  • 本質安全防爆構造
  • 耐圧防爆構造
  • 内圧防爆構造
  • 安全増防爆構造
非危険箇所 異常な状態でも危険雰囲気を生成するおそれがない場所。
危険箇所の分類 防爆構造の
使用限定
0種場所(特別危険箇所)
危険雰囲気が通常の状態において連続して、または長時間継続して存在する場所。
  • 本質安全防爆構造
1種場所(第一類危険箇所)
通常の状態において危険雰囲気を生成するおそれがある場所。
  • 本質安全防爆構造
  • 耐圧防爆構造
  • 内圧防爆構造
2種場所(第二類危険箇所)
異常な状態において危険雰囲気を生成するおそれがある場所。
  • 本質安全防爆構造
  • 耐圧防爆構造
  • 内圧防爆構造
  • 安全増防爆構造
非危険箇所
異常な状態でも危険雰囲気を生成するおそれがない場所。

機種選定の手順

Selection Criteria

設置場所や用途に応じて最適なトラックスケールをお選びいただけます。

01ひょう量の決定(トラックの自重+最大積載重量≦ひょう量)

トラックスケールのひょう量は8t~80tよりお選びいただけます。(上記以外でもご要望により製作可能です)

02本体型式及び積載寸法の決定

トラックスケールの本体型式は、ピットタイプ、ピットレスタイプ、超薄型フラットタイプ、可搬式小型タイプから選択できます。危険場所での設置は防爆仕様になります。

積載寸法は、下記より決定してください。
a.長さ(L)・・・トラックの軸距L1+約1,500mm
b.幅(B)・・・トラックの輪距(後輪)R+約800mm

トラックスケールの積載寸法

03塗装色の決定

トラックスケールの標準色はマンセルN6.5となります。
オプションにて溶融亜鉛メッキ、耐塩塗装もご用意しています。

マンセルN6.5の色見本は明るい灰色です

04指示計、オプション機器の決定

トラックスケールの指示計、オプション機器は目的・用途に応じてお選びいただけます。
※ 詳細をご覧になりたい機器をクリックしてください。

設置要領

The setting point

トラックスケール積載面への通路は、進入路及び退出路ともに直線として下さい。(L<ℓであること)
トラックスケールを屋外設置する場合は、必ず排水設備を施工して下さい。

トラックスケールの設置イメージ

代表的な組み合わせ例

Examples of combinations

載台部はピットタイプ、ピットレスタイプ、超薄型フラットタイプがあります。高機能卓上型指示計はK-400D、伝票発行プリンタ(テープ式、カード式)があります。小型卓上型指示はDI-300、DI-275Sがあります。操作ポスト内蔵型指示計はDI-275SPがあります。K-400Dならこれ1台で多様なオプションに接続可能です。各種オプション機器として操作ポスト、遠隔重量表示器、信号灯、遮断機、Webカメラがあります。計量制御パソコン(データ処理装置)はKPC-102、伝票発行プリンタ(テープ式、カード式)があります。他にもマニフェスト発行システム、自動料金徴収、車両ナンバー読み取りシステムなど各種システム製品があります。

トラックスケールの
「検定」について

About truck scale "Inspection"

検定証印と基準適合証印の画像

トラックスケールで計量した値を対外的な「取引」または「証明」使用する場合は、そのトラックが計量法で定められた者の実施する「検定」に合格していなければなりません。

検定とは、その計量器の構造及び器差をチェックするもので、構造が法で定める基準に適合し、器差が法で定める検定公差内であれば合格となります。合格となった計量器には検定証印が付されます。

また、計量法による、指定製造事業者制度があります。この制度は一定水準以上の製造・品質管理能力を有する製造事業者を経済産業大臣が指定をし、指定をうけた製品について、自主管理によって検定証印に代わり、同等の効力を有する「基準適合証印」を付すことができます。

「取引」および「証明」に関わる
計量について

取引
有償・無償を問わず、物または役務の給付を目的とする行為のことです。取引当事者間における計量およびその計量結果の表明は取引上の計量にあたります。
例)顧客に品物を計って売る場合
証明
一定の事実が真実である旨を表明することです。取引当事者間以外の第三者による計量およびその計量結果の(両者またはいずれか一方の)当事者への表明は証明にあたります。
例)計量証明事業者が証明書を発行することを目的として計る場合

特定計量器と検定について
詳細はこちら

トラックスケールの
メンテナンス

About maintenance

トラックスケールをより
永くご使用いただくためには、
定期検査及び本体のオーバーホールを含め
た定期的な保守点検が必要です。

トラックスケールの定期検査風景写真

定期検査(法定検査)

検定に合格したトラックスケールを使用する者(計量証明事業者および適正計量管理事業所を除く)は、都道府県知事、特定市町村の長、指定定期検査機関のいずれかがおこなう定期検査、または計量士による代検査を受けなければなりません。

定期検査は、検定合格済みの計量器がこれ以降も取引・証明用として使用できるかどうかの判断をするため、2年に1回おこなわれるものです。

トラックスケールの自主検査及びオーバーホール風景写真

自主検査及びオーバーホール

2年に1回の定期検査(法定検査)に対し、ユーザーが任意で自主的に実施する検査が「自主検査」です。どんなに高性能のはかりでも長期間の使用による老朽化は避けることができません。トラックスケールの性能低下を招く要因は使用頻度や設置環境など様々ですが、計量精度を維持し、突発的な不具合を未然に防止するためにも定期的な自主検査及びオーバーホールの実施をおすすめします。

オーバーホールの主な項目
  • ピット内清掃
  • ロードセル点検・グリスアップ
  • 機構部ケレン作業(錆落とし)
  • 機構部錆止め塗装
  • 振れ止めボルト調整
  • 各部ボルト締め付け
  • 和算箱点検
  • 制御部点検
  • 重量値の確認

※ 自主検査及びオーバーホールの範囲はお客様のご要望に応じて承ります。

また当社では国家標準にトレーサブルであるJCSS分銅によるトラックスケールの校正も可能です。
当社のJCSSはかり校正サービスはMRA(国際相互承認)に署名しており、国際的に通用する証明書と認められています。より高いレベルの品質システムの構築に最適です。

進化するトラックスケール

Evolving truck scale

当社では機械技術、電気制御技術、ソフトウェア技術、通信技術の全てを最適に組み合わせて
トラックスケールに関するお客様の新しいニーズを発掘しています。

トラックスケール、ICカードリーダー、遮断機、信号灯、K-400D指示計、Webカメラにより、管理項目が多くても無人化が可能であり、搬入物チェックもできて不正も防止することができます。ICカードリーダーには管理したい情報を事前に登録しておきます。指示計では車両の脱輪、2台乗りなど乗車状態の異常を検出し、Webカメラで車両や荷台の状態を撮影することで、安心してご使用いただけます。

トラックスケール「無人化計量システム」

社会的な人口減少による人手不足が進む中で、当社ではトラックスケール無人化計量を推進しています。

ドライバーがICカードをかざすだけのワンタッチ計量、Webカメラによる搬入物チェック、遮断機や信号灯による車輌の運行管理など、様々な外部機器の組み合わせによって計量のための人員を不要としたシステムになっており、不正乗車検知システムで不正対策にも大きく寄与します。
人件費を考えればたった1年でモトがとれる。それが当社のトラックスケール無人化計量システムです。

トラックスケール「無人化計量システム」
計量DXソリューションの詳細はこちら

三次元重心測定機能付きトラックスケール サトルス写真

三次元重心測定機能付き
トラックスケール
「satrs(サトルス)

近年、コンテナ輸送トレーラーの横転事故が多発しており、その原因として積み荷の「偏荷重」や「高重心」があげられています。横転事故は人身・物的損失のみならず、道路交通網を寸断してしまうため大きな社会問題となっています。

鎌長製衡の「satrs(サトルス)」は車輌がトラックスケールに載るだけで開梱することなく積み荷の重心位置を三次元(前後、左右、高さ)で把握することが出来るため、危険性の高い車輌の発見に役立ちます。

トラックスケールを物流のセーフティステーションと位置付け、質量の測定と同時に重心位置の検知を可能としたことで、より統合された計量計測システムとして安全・安心な物流を支援することが可能となりました。

三次元重心測定機能付きトラックスケール
「satrs(サトルス)」の詳細はこちら

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