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コンベヤスケール

搬送 + 計量 2つの機能を備えたハイブリッド型計量機器!
搬送中のコンベヤ上にて原料・製品を正確に計量します。

【鎌長製衡】コンベヤスケール

コンベヤスケールとは

コンベヤスケールとは、ベルトコンベヤにて搬送中の原料・製品(穀物・飼料・砕石など)の質量をばらの状態で連続して計量・積算し、搬送量を求める計量機器です。各種産業においては、原料及び製品の受け入れや払い出しなどの際の計量にも使用されています。

【鎌長製衡】コンベヤスケール

業界トップクラスの実績を誇る鎌長のコンベヤスケール

【鎌長製衡】コンベヤスケール

鎌長製衡では、60年以上にわたりコンベヤスケールを製作してまいりました。その納入実績は鉱業(鉱石、石炭、砕石、セメントなど)をはじめ、製紙・製塩・化学・肥料・樹脂業界など多岐にわたります。60年の歴史の中で、製品の構造をメリック式という機械式(旧式)から現在のロードセル式へと移行するなど、常に時代に合わせた製品改良を行い、より高精度に計量できるコンベヤスケールを作り続けています。

鎌長製衡ではベルトコンベヤに関する計量・演算・制御を一連のシステムととらえ、ハードとソフトの両面において自社にて一貫した製品開発を行っています。
長年の実績と最新の技術を駆使し、常にお客様のご要望に応えられるシステムをご提案します。

コンベヤスケールの構造と原理

【鎌長製衡】コンベヤスケール

コンベヤスケールは主として、原料を搬送する「ベルトコンベヤ※」、重量を感知する「荷重検出部(ロードセル)」、コンベヤの速度を検出する「速度検出器」、それぞれの信号を演算処理する「制御装置」で構成されています。

※ベルト無しの場合はキャリアローラのみ

【鎌長製衡】コンベヤスケール 図面

ベルトコンベヤにて輸送された原料の質量は、荷重検出部にて検出されます。またリターンベルトに取り付けられた速度検出器にてベルト速度を検出します。荷重検出部と速度検出器からの信号を制御装置にて演算処理することで瞬間輸送量や累積積算値などの信号を出力します。

豆知識

荷重検出部に伝達される質量に相当する原料が載っているベルト部分の長さを「働長」と呼びます。その長さは計量ローラの数に応じて決まります。

【鎌長製衡】コンベヤスケール 計量ローラ1個の場合

計量ローラ 1個の場合

計量ローラとその両端に隣接するキャリアローラとの軸間距離の合計の1/2

【鎌長製衡】【鎌長製衡】コンベヤスケール 計量ローラ2個の場合

計量ローラ 複数の場合

両端の計量ローラの軸間距離に、これら計量ローラとそれぞれに隣接するキャリアローラとの軸間距離の合計の1/2を加えた長さ

コンベヤスケールのラインナップ

コンベヤスケールは、まず原料の瞬間荷重(働長上あたりの荷重)を検知し瞬間荷重の値から働長あたりの重量を演算し、その後、制御ユニットカウンタに演算するという流れで計量を行います。

瞬間荷重は計量キャリアローラからロードセルに伝わり、ロードセルからの電気信号が制御装置へ送られます。

制御装置に入った荷重電気信号とベルト速度で演算され、累積輸送量信号を発し輸送量を算出します。

 

コンベヤスケールはベルト付きとベルト無しに大別されます。

ベルト付きタイプ

ベルト付きタイプには、荷重検出部が機械の下部に設置されているタイプと上部に設置されているタイプがあります。

荷重検出部下部設置型

【鎌長製衡】ベルト付きタイプ 荷重検出部下部設置型

荷重検出部上部設置型

【鎌長製衡】ベルト付きタイプ 荷重検出部上部設置型

機器構成

①計量用ベルトフィーダ

ギヤモートル駆動のコンベヤで、ヘッドプーリ、テールプーリ、キャリアローラ、リターンローラを有しています。ベルトのテンションはテンションローラで調整します。

 

②荷重検出部

キャリアローラ上部または下部に組み込まれたロードセルにて瞬間荷重を検出し和算箱~ロードセルケーブルを通じて制御ユニットへ信号発信する装置です。

 

③速度検出器

ベルト速度に比例した回転速度をパルスにて検出し、制御装置へ信号出力する機器です。

 

④内面・外面スクレーパ

ベルトの内外面に付着した異物を清掃するための装置です。 自動テンションにて一定の力でベルトを押し当てる構造となっています。

 

⑤制御装置

型式DC-5500 出力:瞬間輸送量(DC4~20mA)、積算パルス出力(オープンコレクタ)付

ベルト無しタイプ

ベルト無しタイプには、荷重検出部下置き型と荷重検出部上部設置型があります。

荷重検出部下置き型

【鎌長製衡】ベルト無しタイプ 荷重検出部下置き型

機器構成

①荷重検出部

キャリアロール下部に組み込まれたロードセルにて瞬間荷重を検出し和算箱~ロードセルケーブルを通じて制御ユニットへ信号発信する装置です。

 

②速度検出器

ベルト速度に比例した回転速度をパルスにて検出し、制御装置へ信号出力する機器です。

 

③制御装置

型式DC-5500 出力:瞬間輸送量(DC4~20mA)、積算パルス出力(オープンコレクタ)付

荷重検出部上部設置型

【鎌長製衡】ベルト無しタイプ 荷重検出部上部設置型

機器構成

①キャリアローラ

キャリアローラ上のベルト(働長)に載る被計量物の荷重を、吊り棒を介して秤量ボックス内のロードセルへ伝達する装置です。

 

②秤量ボックス(荷重検出部)

キャリアローラ上のベルト(働長)上部に架台を取り付け荷重検出を行う装置です。

  • ロードセル
  • 和算箱
  • 避雷器
  • オイルダンパー(ロードセルを急激な負荷から保護)
  • 自動検錘装置(コンベヤスケールの重量値チェックに使用)

 

据付直後の自動検錘装置の重量値を記録しておき、その後の点検時に重量値の比較をします。 重量値が変化している場合は調整を行います。 実量の検査またはテストチェーンによる検査と比べると正確な検査としては不十分ですが大略の目安としては最も簡単なチェックとして活用できます。

 

③速度検出器

ベルト速度に比例した回転速度をパルスにて検出し、制御装置へ信号出力する機器です。

 

④制御装置

型式DC-5500 出力:瞬間輸送量(DC4~20mA)、積算パルス出力(オープンコレクタ)付

より安心・快適にコンベヤスケールをご利用いただくために

鎌長製衡では、コンベヤスケールを安心・快適にご利用いただくために様々な付属装置や対策部品をご用意しています。

制御装置のカスタマイズ

・屋外設置型ボックス内蔵

・積算パルス フォトモスリレー出力追加

・輸送量上下限、負荷率上下限接点出力追加

【鎌長製衡】制御装置

速度検出器

ベルト上内面で速度を検出することで安定した計量が可能です。

【鎌長製衡】速度検出器
【鎌長製衡】速度検出器 外形図
ベルトスピード 高速用 300~20m/min
中速用 90~5m/min
低速用 9~0.5m/min
ベルト幅 500~750mm ショートタイプ
900~1400mm ロングタイプ

磁力選別機

搬送物中の鉄片・鉄塊を回収

【鎌長製衡】磁力選別機

ベルト洗浄装置

ベルトに付着した汚れを強力洗浄

【鎌長製衡】ベルト洗浄装置

テストチェーン

実際の原料で検査ができない場合はテストチェーンをベルトコンベヤに積載、固定し検査をします。 回転おもりが鎖状に連結されており、実量検査と同様の状態で検査を行うことができます。

【鎌長製衡】テストチェーン

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